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光の戦士?


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「アメリカ国家はエイリアンの支配層にコントロールされている」と全世界で報道された

陰謀論 vs アンチ陰謀論 vs ニュータイプ陰謀論


今日は、あまり余談なしでこの記事を翻訳したものをご紹介したいと思います。


というのも、私自身、いろいろと考えましたが、読まれた方々にも考えてみていただきたいと思う部分もあるからです。



フォーブスの記事の主旨は一言で書くと、



「これはイランとロシアが、元からあったアメリカ国内の陰謀サイトの記事を引用して作った記事で、それ自体が陰謀である」



というもののようです。


フォーブスの記事は、この情報が最初に発信されたイランの英字メディア「ファルス通信社」の報道を引用したものです。



正直、どの言い分が正しいのかはわからないですが、ここ数年、さまざまに繰り広げられてきた陰謀論の概要というのも多少知っていますし、また、それに対しての論争などが多く存在し続けながら 2014年に突入したという感じがあります。


私自身は、あまり陰謀論というのが好きではなく、また、最近では「宇宙からきたエイリアン」という存在への信念もゼロに近いほど消えています。


宇宙人といえば、


グレイ


(よく取り扱われる宇宙人のタイプのひとつ)と誰でも想像してしまう世の中ですけれど、私の子どもの頃には、もっともっと人々の考える宇宙人にはバラエティがありました。



グレイひとつをとっても、こちら方面でも「思考形式が全世界で統一化され始めた世界」ということを感じます。





いわゆるグレイといわれる異星人


▲ 今はこの世のエイリアンの概念のほとんどをこれが占めています。始まりは『2001年宇宙の旅』、『未知との遭遇』などの映画の公開後あたりから。




▲ 今から 116年前の 1898年に書かれた H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』の挿絵の火星人。今見るとカワイイですね。



しかし、「エイリアン」という概念についてはともかくとしても、イランの報道の記事の中にある



「国を支配している《秘密の政権》の背の高い白いエイリアンは、全世界的な電子監視システムの構築を求めている」



という下りなどは、最近のアメリカ国家安全保障局が実際におこなっていることを考えますと、


    

> 国を支配している《秘密の政権》の背の高い白いエイリアンは


という文脈と、


    

> 全世界的な電子監視システムの構築を求めている


の文脈を分ければ、後者は現実というか、すでに実行されているわけで、これらのことも、上の上を辿り上れば何らかの人々なり機関なりは存在すると思われて、そういうものは一体何なのだろうと。



基本的に私自身は証拠のあるもの以外は信じることのできない人ですけれど、世界全体が「ヘンな方向に進んでいるように見える」のもまた事実。



あるいは、私は、逆に「証拠があるなら何でも信じる」ので、危うい人ではあります。



そういうこともあり、冒頭に、「考えてみていただければ」というようなことを記した次第です。




ポール・ヘリヤーという人物


なお、記事に出て来るポール・ヘリヤーという人については、

シチズンズ・ヒアリング・ディスクロージャー公聴会

 という Wikipedia のページからの抜粋でわかるような気がしますので、抜粋しておきます。




▲ ポール・ヘリヤー元カナダ防衛大臣ディスカバリー・チャンネルより。


このシチズンズ・ヒアリング・ディスクロージャー公聴会というのは、




概要

2013年4月29日から5月3日の5日間、ワシントンにあるナショナル・プレス・クラブにてリサーチャーや政府・軍のエージェントら40人によるUFO情報を暴露するための公聴会が執り行われた。

この会議のテーマは「「国会が情報公開をしないのであれば、国民が実行する」というものであった。退役した軍の要人や、アポロ計画に参加した宇宙飛行士、政府高官閣僚経験者などが参加しUFO情報を公開した。




というもので、その中に、




元カナダ防衛大臣ポール・ヘリヤーの証言

カナダ議会で23年余り議員を務めたポール・ヘリヤーは以下の証言を行った。

「少なくとも4種類のエイリアンが何千年もの間、地球に来ている」
「今いるエイリアンのうち5種類の名前は「ゼータ・レティクル、プレアデス、オリオン、アンドロメダ、わし座(アルタイル)である」
「少なくとも2人がアメリカ政府機関で働いている」
「その情報開示を阻む既得権を持つ「陰の政府」がアメリカには存在し、一方的に世界を支配しようとし、宗教の違い等から生じる様々な不和を引き起こしている」

この証言はアメリカのハフィントン・ポストなどで報じられた。



という記述があります。



それでは、ここからフォーブスの記事です。


Iran Says 'Tall, White' Space Aliens Control America
Forbes 2014.01.13


イランは「アメリカは背の高い白いスペースエイリアンに支配されている」と言う


NSAアメリカ国家安全保障局)の内部告発エドワード・スノーデンにより漏洩した文書で、アメリカは背の高い白いエイリアンにコントロールされているということが明らかになった。そしてまた、このエイリアンは 1930年代のナチスドイツとも関係があるという。

こんな話をきくと(米国人の)あなたは眠れなくなってしまうかもしれない。

しかし、注意すべき点は、この UFO とエイリアンのストーリーが、イランのファルス通信( Fars News Agency )の英字メディアで公開されたということだ。ご存じの通り、イランは核兵器の獲得に非常に近いところにいる。

これは、狂気的な陰謀論であると思われる。そして、自然に考えれば、その背後にはロシアが関与している。

というのも、このエイリアンの「アメリカ侵略」の疑惑は、ロシア連邦保安庁FSB )の諜報機関の報告書によって明らかになっているのだ。

イランのニュースでは、「エイリアン/地球外知的生物の協議事項をアメリカ国内、そして国際的に推進していることの証拠に関しての余地を埋める部分がある。そして、これらは 1945年からおこなわれてきた」と報道されている。

ファルス通信は、このストーリーを非常に激しい米国の陰謀論サイトである whatdoesitmean.com から持ってきている。それは明白だ。 whatdoesitmean.com の記事の要点は以下の通りだと私は理解している。

ロシアで亡命生活中のスノーデンは、 「トールホワイト(Tall White / 背の高い白いエイリアンの意)は地球に到着した後、 1930年代にナチスドイツの先進的な潜水艦の艦隊を構築する手助けをした。その後、1954年にアメリカのドワイト・アイゼンハワー大統領大統領が、トールホワイトと会い、現在に続くアメリカを支配する《秘密の政権》が設立された」とリークしたというものだ。

そして、ニュースは以下のように続く。

「最も不安なことは、このロシア連邦保安庁の報告書は、米国を支配している《秘密の政権》のトールホワイトは、全世界的な電子監視システムの構築を求めており、それにより自分たちの真実の存在を隠してしまおうとしている。それは、彼らの世界征服のための最終段階だとスノーデンの文書が述べていることだ」。

さらに、

「一方、アメリカ政府はオバマ大統領との激しい闘争に巻き込まれている。オバマ大統領は、エイリアンの影の政府を主導しており、そして、そのアメリカ=エイリアン同盟に反対する未知の勢力がある。ロシア当局者たちが最も懸念していることは、ロシア連邦保安庁の報告書が結論として、この『トールホワイト』たちに対抗する秘密勢力が、別の地球外生命の力と結託し、オバマ大統領に対抗しようと団結していることである」

と記されている。

良く出来た陰謀論には納得性のある色つやのついた真実が必要だ。狂気の部分をカムフラージュするために知的な覆いが必要なのだ。



そこで、サイト whatdoesitmean.com は、カナダの元国防相であるポール・ヘリヤー( Paul Hellyer )を引用している。ヘリヤーは現在は熱烈な UFO 活動家だ。

ヘリヤーは、スノーデンの UFO リークの正確さを確認している。

今回の話は実に面白い。ご存じのように、イランは 7600万人の人口を持つ、適度にパワフルな国家であり、比較的大きな軍事力と、核兵器の保持が可能な技術力を持つ。そしてヒズボラなどの諜報機関を通してのテロ遂行力もある。

そして、イラン政府は原理主義政府だ。米国人の市民たちが陰謀論を唱えているならば、鼻で笑うことができるはずだ。

しかし、彼らは笑うのではなく、英字新聞でこの情報を流すことにより、米国民のエイリアン陰謀論の信者たちに対してネタを提供した。しかも価値のあるネタを。

イランのファルス通信社という報道機関は、伝えられるところによれば、イランの影響力のある革命防衛隊と提携している。これはイランが、どのような手段を使ってでもアメリカを叩きのめすことに必死なっているということを示唆している。

あるいは、イラン政府の最高レベルに、アメリカの政治に対して非常に特異な見解が存在しているということでもある。

まあしかし、イラン政府がアメリカ政府の最高意志決定は宇宙のエイリアンの力だと考えているのなら、それはそれで悪いことではないかもしれない。





高い場所の友人を持つことは良いことだ。
それがたとえ双頭でも。




プレシャンブルーの風に吹かれてさんより



おまけ
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