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俺のおかず


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牛丼以下の「貧乏めし」で節約する
サラリーマンたち


サラリーマンのお小遣いはここ30年で史上最低に! そんな状況下で編み出されたサラリーマンの“ど根性節約術”を紹介。ぜひともこれを参考に、このお小遣い不況期を乗り切ってもらいたい


◆牛丼すら買えない人が急増中! 貧乏めしで節約はもはや基本<食事編>



丸亀製麺のご飯に天かす、ネギを盛り、上からつゆをかけた「オリジナル天かす丼」。これでたった120円。味も激ウマとか


消費増税の影響でますます貧しくなっているサラリーマンのランチ事情。「昼はめし抜きか、買い置きした1個50円のカップ麺で乗り切っている。1食300円以上なんて言語道断です」(31歳・販売)と、牛丼さえ手が届かない人も多数。当然、値引き品しか買えないという人も珍しくない。


「ランチは午後3時まで我慢。店をたたむ直前の路上販売で値引き弁当を買う。お腹が空いたら水道の水をがぶ飲みし、空腹感をごまかす」(35歳・公務員)


「スーパーの閉店セール開始30分前に行き、目当ての夕飯用惣菜を確保。セールが始まったら商品をこっそり棚に戻して、店員に値引きシールを貼ってもらう」(36歳・事務)





また、彼らには飲み物を買うお金もない。


マクドナルドのアンケートアプリ『KODO』で、ドリンクかポテトのSサイズなどの無料券がもらえる。お昼はこれと自宅で作ったサンドイッチでセルフのバリューセットを食べます」(33歳・教育)


「『みかん味の天然水』などのフレーバードウォーターを買って、水道で2倍に薄めて飲んでいる。もともと濃い味なので、薄めてもちゃんと味はする」(35歳・通信)



薬局や携帯ショップ店内のほか、チェーン型スーパーのなかにも来客専用のウォーターサーバーが設置されている店舗も


さらに、ウォーターサーバー未設置の職場で働く人のなかには、「毎日、薬局や携帯ショップ店内のウォーターサーバーでペットボトルに水を詰めている。また、輸入食品チェーンの『カルディ』はコーヒーの試飲ができるので、ランチ休憩のときにフラッと立ち寄って利用している。月4500円ほどの節約になる」(40歳・総務)という人もいる。しかし、これはまだ序の口。


丸亀製麺で120円の(天丼用の)ごはんのみ注文し、無料の天かすとネギで山盛りにして、タレをかけて『オリジナル天かす丼』にして食べています。店員の『天ぷらはいかがですか?』も断ってください」(34歳・不動産)

もはや周囲の視線を気にする余裕なんてないのだ。






◆無料の空間やサービスを使い倒して余暇を充実させろ!<趣味&生活編>



食費や光熱費ほどマストではないが、人間らしい生活のためには趣味や娯楽も楽しみたいもの。「漫画はブックオフの立ち読みで基本、済ませている」(35歳・営業)というのは当然。


「最近のパチンコ屋は広い休憩スペースに大量の漫画を揃えているので、パチンコを打つふりをして2時間は暇を潰せる」(39歳・自動車整備)というやり手も。


また、少ないお小遣いではジム通いをするなど夢のまた夢だが。


「区のスポーツ施設にあるトレーニングルームは、民間のジム並みに器具が揃っていて料金も格安。土日は家族で利用すれば、レジャー代を節約でき、みな健康にもなる」(41歳・金融)という方法なら格安で結果にコミットできる。


そして、企業が提供しているお試しサービスを使い倒すのも手だ。


「『ヘアモ』というアプリで、カットモデルを探している美容師アシスタントに500円で切ってもらう。たまに手つきが危ないコもいるが、仕方ない」(32歳・広告)


「家族旅行に行くときは、自動車メーカーが提供する長期試乗車を1週間くらい借りて、車代を浮かせています」(38歳・アパレル)


なかには、「引っ越しする友人や同僚に『知り合いがタダで処分してくれるよ』と言って不用品をもらい、自分で使う。本当にいらないものはヤフオクで売る」(37歳・スタイリスト)という強者も。


身だしなみからインテリアまで、ど根性でこんなに節約可能なのだ。



◆出張費を浮かして小遣いをゲットする逞しき人々!<ビジネス編>



ただでさえお小遣いの少ないサラリーマンにとって、仕事の出張費や通勤代ですら、お小遣いを補填するための絶好のチャンスとなっているのだ。


「新幹線はJRのネット予約『EX予約』や『えきねっと』で手配。東京~新大阪なら窓口より880~2110円安い」(42歳・医師)


「出張時はいつも深夜バスを利用。さらに宿泊プランは1000円クオカード付きのものにする。月3~4回出張があるので、それだけで8000~9000円の儲けになっている」(42歳・営業)


また、近年は路線が充実しているLCCも同様の理由から出張サラリーマンに人気がある模様。


「札幌や福岡への出張費はJALANA便の利用を前提とした額になっている。羽田でなく成田発なので空港までの移動は面倒だが、いずれもLCCの航空券なら片道で最安5000円台から購入できるので、一度の出張で差額の3万~5万円は懐に入れられる」(40歳・機械)と、1か月の小遣い以上の大金を手にすることも可能だ。


また、自転車通勤をしている人に多いのが、「会社には電車通勤とウソをついて片道12kmを毎日通い、定期代として年間20万円をもらっている」(32歳・印刷)というケース。しかし、この方法は詐欺罪や横領罪に問われる場合があることを知っておくべきだろう。


その一方で「職場の飲み会の幹事を引き受け、事前購入した自治体プレミアム商品券で代金を支払った。会費として集めた現金との差額のプレミアム分30%が自分の取り分」(37歳・証券)と話題の商品券を使いこなして儲ける人も。


お小遣いが少なくとも、それを補う方法はいくらでもあるのだ。


◆仕事の間に裁縫、転売etc. 涙ぐましい努力で副収入を!



少ないお小遣いを嘆く前に、会社や妻に内緒で副業を始めた人も意外と多い。


「もともと服飾系の専門学校を卒業して裁縫が得意なので、古くなったデニムを裁断してバッグに作り替えてヤフオクに出品。モノがよければ1万~2万円で売れるので、お小遣いが足りなくなったときに作っています。妻には『友達に頼まれた』って言い訳しています」(32歳・販売)

一方で、王道のせどりや転売などを行っている人も多い。


「この前もブックオフで見つけた100円の小沢健二のアルバムがネットで5000円になりました。基本は仕事終わりに探しますが、先日、仕事中にレコ屋を漁っていたら上司に見つかって。『トイレ借りただけ』と必死に言い訳しました(笑)」(39歳・自動車整備)





古くなったデニムをリメイクしてバッグに。ヤフオクに出して売れれば月のお小遣いは倍増!?


なかには、知り合いのツテをフル活用し、不用品を回収、転売しているという猛者もいた。


「友達の家に眠っている古いファミコンのカセットを譲り受けて転売するんです。これが意外と高く売れるんです。仕入れはタダなので、40~50本で1万円程度儲かる」(36歳・IT)


副収入源を確保した者のなかには、家計管理術をやりくりして、さらにお小遣いを貯めているやり手もいる。


「財布にお金が入っているとつい使ってしまうので一日1000円ずつ、袋に小分けにして壁にかけて、使っています。辛いときはそのお金を眺めて、気持ちを高揚させています」(35歳・経理)


もはやお金を拝むことすら、彼らにとっては節約術になるのだ。




まだだ… まだ終わらせない…

絹蜜


北国の恵み


高額